幼児の英語教育
私の考えている幼児の英語教育とは、外国語という意識をあまり持たないで普段使っている日本語と同じよう
に言葉であるという発想から出発します。
そう考えないと、幼児の英語教育はうまくいかないのではないかと思います。
つまり、英語が外国語だとか、母国語以外の言葉なのだとか、あまり大袈裟に考えないことです。
日本語さえもよく喋れない幼児に日本語と英語の区別などつくはずがありませんから。
私たちが中学校で体験した英語の授業は、「I am a boy.」から始まりました。
次に習った文型が「this is a pen.」です。
これはあまりにも中学生を馬鹿にしていると思うのですが、皆さんはどのように思われますか?
I am a boy. This is a pen.などと学校で習っても一生に一度もこんな言葉を使うチャンスはありません。
中学生がアメリカに行って、I am a boy.と言うと思いますか。
もしそんなことを言ったら、頭がおかしいと思われるでしょうね。
中学生の英語教育はさておいて、幼児の場合、日本語と英語、あるいは他の外国語をごちゃ混ぜで使ってみ
たらどうでしょう。
「このpaperを使ってごらん。」「このappleおいしいね。」と言ってみたらどうでしょう。
こうした言い方は英語ではないけれども、英語の単語だけは入っています。
これが名詞だけでなく動詞や形容詞なども使うようになればずいぶん英語っぽくなってくるでしょうし、だんだん
英語の文型に近いような言い方もできるようになるんじゃないかと思います。
英会話という考えで英語教育を考えるならば、どのように子供たちに英語を使うチャンスを与えるかということが
最も重要でしょう。
英語でしか買い物のできないおもちゃ屋さんなんかがあったらよいんですけれどね。
スーパーマーケットでもいいと思うのですが、こういうものこそ文部省や教育委員会などが経営すれば日本の
英語教育はがらりと変わると思いますよ。
とりあえず「How much」だけでも覚えて買い物に出掛ければ後はいろいろと英語もどきを使わざるを得なく
なって、実用的な言葉として身についていくのではないでしょうか。
如何にして語彙を増やしていくか。
如何にして使うチャンスを与えられるかが英会話教育のキーポイントではないでしょうか。
幼児の場合は特に英語を学問として学ぶということはありえないことですから、外国語とか英語などと力まずに
、たかが言葉じゃないか位に気楽に取り組むべきでしょう。
子ども達の英語教育というものはそんなものだと、私は考えています。
|